車椅子使用者用駐車施設とは?
公共施設や店舗などの駐車場で、車椅子を使用している人など、車の乗り降りや移動に際して配慮が必要な人のために設けられた駐車区画のことです。
主な特徴
- ① 車椅子を使用している人でも乗り降りしやすいよう、幅が広い(3.5m以上)
- ② 建物の出入口やエレベーターホールなどに近い
- ③ 障害者のための国際シンボルマーク」を表示
- 障害者のための国際シンボルマーク
- 障害者が利用できる建物、施設であることを明確に表すための世界共通のシンボルマークです。
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シンボルマークを表示した区画
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車椅子で乗降する様子
車椅子を使用している人などは、乗降するために広いスペースが必要であるため、この駐車区画を利用しています。
通常の区画では利用できないことに十分配慮する必要があります。
この駐車区画は、
必要な人のために空けておきましょう。
優先駐車区画とは?
幅の広い区画は必要ないものの、歩行が困難、移動の際に配慮が必要な方が優先的に利用できる駐車区画です。
主な特徴
- ① 通常の駐車区画と同等(2.5m程度)
可能であれば3m程度とやや広めにする - ② 建物の出入口やエレベーターホールなどに可能な限り近い
- ③ 区画の整備
- (1) 車椅子使用者ほど広いスペースを必要としない歩行等に配慮が必要な人が利用できる旨を表示をする。
- (2) 車椅子使用者用駐車施設とは別の色(緑色など)で床面全体を塗装し目立たせる。
- (3) 対象者を表すシンボルマークを塗装する(障害者のための国際シンボルマークは表示しない。)
障害者等用駐車区画の適正利用に向けた普及啓発を行うとともに、都内の各施設において全ての人が円滑に利用できるよう、「優先駐車区画」 の拡充が図られるよう取り組んでいます。
施設整備が難しい場合には、カラーコーンを置いて「優先駐車区画」を整備することもできます。
カラーコーンカバー用のデータを作成しました。
データのイメージ図はこちらです。
データは以下からダウンロードすることができます。
皆様が作成する際の参考にご使用ください。
・PDFファイル(ダウンロード)
・Illustratorファイル(ダウンロード)
優先駐車区画の拡充にご協力ください
障害者等用駐車区画の
適正利用に向けた
ガイドライン
駐車場を設置・管理する事業者の方へ、障害者等用駐車区画を必要としている人がより利用しやすい環境をつくるために、適正利用に向けた効果的な事例などをまとめていますので、ご活用ください。
・一括版(PDF)
- 「障害者等用駐車区画の適正利用に向けたガイドライン」(PDF:1,566KB)PDF
- はじめに・目次
- 第1章 ガイドラインの趣旨・使い方など
- 第2章 各施設における取組事例(取組1~4)
- 第2章 各施設における取組事例(取組5~8)
- 東京都における取組について
- 障害者等用駐車区画の適正利用に関するアンケート調査の結果について