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心のバリアフリーって何?
心のバリアフリーって何?
全ての人が平等に参加できる社会や環境について考え、必要な行動を続けることです。
このページでは・PR動画・心のバリアフリーの事例・参考冊子などをご紹介しています!
東京都の取組について
都では、年齢、性別、国籍等に関わらず、全ての人が安心、安全、快適に暮らし、訪れることができるユニバーサルデザインのまちづくりを推進しています。誰もが円滑に移動し、さまざまな活動を楽しめるまちづくりを進めるには、施設のバリアフリー化とともに、全ての人が平等に参加できる社会や環境について考え、必要な行動を続ける「心のバリアフリー」が重要になります。
そこで都では、心のバリアフリーの意識が浸透した共生社会を目指して、ホームページ、動画や冊子の周知、イベント開催等を通じて様々な情報発信を続けていきます。
- キャッチフレーズ
- ハートとハードで、
バリアをなくそう!
「心のバリア」と「ハードのバリア」をなくし、全ての人が平等に参加できる社会を目指していきます。
- シンボルマーク
社会や環境にあるバリアへの気づきの「!」とお互いを気遣う心を表す「♡」とが数多く重なるよう、東京から発信していきます。
心のバリアフリーについて
社会には、多様な人がいます。人々の多様性を尊重したり相手の立場を理解しようとせず、適切な行動を伴わないことで、人々の平等な社会参加の機会が確保されないことにつながります。そのことに気づくことが、「心のバリアフリー」の第一歩です。
例えば、「障害のある人は常に支援が必要で、いつも支援を受ける側だ」といった偏見や思い込みがあることで、人々の行動やまちの環境にバリアが作り出されます。
このようなバリアをなくすためには、私たちの意識を改め、そのことを行動で示すことが必要です。
「心のバリアフリー」の実践に向けて、次の3つのステップで考えてみましょう。
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01
障害の社会モデル※の視点で
バリアを理解する全ての人が平等に社会参加できる環境をつくる。それは、誰とでも一緒に移動でき、店舗やサービス等を利用し、活動に参加できることです。そのためには、人間関係を含めた社会との関係によってバリアが作られることを理解し、様々な人々がともに暮らしていることを意識することが必要です。
「障害のある人のことは考えていなかった」「外国人がわからないのは仕方ない」と考えていませんか。そう考える人々の意識や施設の不備など、社会や環境からバリアが作られていることを理解することで、私たちにも、そのバリアを除去するためにできることが見えてきます。※「障害の社会モデル」
障害者が日常生活又は社会生活において受ける制限は、身体障害、知的障害、発達障害を含む精神障害、難病、その他心身の機能の障害のみに起因するものではなく、社会における様々な障壁と相対することによって生ずるものとする考え方
例えば、足に障害のある人が建物を利用しづらい場合、段差がある、エレベーターがない、といった建物の状況に原因があるという考え方 -
02
コミュニケーションをとる
バリアにより支障を受けている人に対して、どのような配慮が必要か、コミュニケーションをとり、意向を確認します。どのようにしたらいいか迷ったときは、「何かお手伝いできることはありますか」と話しかけたり、相手に応じてメモを見せたり、身振りを用いるなど工夫して伝えてみましょう。意向を確認することは、その人の意思を尊重することでもあります。
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03
適切な配慮を行う
バリアの解消に向けて、自分にできる具体的な行動を行います。その際、周囲の人の協力を得る必要がある場合や、別の誰かにつなげなくてはいけない場合があるかもしれません。
大切なのは、バリアを解消して、本人が希望する活動を可能にすることであり、そのために適切な配慮を行うことです。本人が満足しているか、コミュニケーションを通じて確認しながら、行動することが重要です。
「心のバリアフリー」の実践に向けたハンドブックでさらに詳しくチェックする
・PDFファイル(ダウンロード)
・テキストファイル(ダウンロード)
具体的なアクション
~まちのバリアを考える~
高齢の人や障害のある人、乳幼児を連れた人、外国人など、誰もがまちの中で円滑に移動でき、必要な情報を入手できるようにするためには、どのようなことが必要でしょうか。
エレベーターや視覚障害者誘導用ブロックの整備などのハード面のまちづくりや、点字や音声、手話、多言語による情報提供等の情報面でのバリアフリーのほか、人々の心のバリアの解消が必要です。
どうやってなくしていく?
社会や環境にあるバリアをどうやってなくしていくのか、場面ごとの配慮のポイントをご紹介します。
例1
高齢になると、視力や聴力、身体機能が低下することがあります。移動に当たっては、階段での昇降や横断歩道での歩行等に配慮が必要です。また、負担のない移動経路や休憩できるスペースなどの環境整備が整えば、外出しやすくなります。
例2
身体が小さい子供は、高い場所のものを取ることができないことに配慮するとともに、子供の視点で環境を見直すことが必要です。これは、車椅子を使用する人も同様です。
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